六甲山系の麓に佇む創業80年の老舗旅館。
社長の桐野雄介と、姪の遙が旅館をきりもりしている。
かつてアルバイトをしていた神崎ひかるが、今年も雄介の元を訪れた。
ケンカっぱやくて無鉄砲。フロントに立っても敬語も使えない。
ひかるに昔の自分を重ねた雄介はボクシングを教えはじめる。
「初めて左ジャブした時さ、頭の中に風が吹いてん」
阪神・淡路大震災から30年。
演劇界の巨匠・栗山民也が手掛ける
神戸「あの時」を巡る物語。
兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念公演の舞台『明日を落としても』の詳細が決定いたしました。
『明日を落としても』は、六甲山系の麓に佇む創業80年の老舗旅館を舞台に、阪神・淡路大震災から30年となる2025年と、震災発生当時の1995年を巡る、神戸「あの時」の物語。主人公の桐野雄介は、自身が営む旅館でアルバイトとして働く神崎ひかるに昔の自分を重ね、ボクシングを教え始めます。そこに震災が起こり…。当たり前のように思えている生きることの大切さ、明日を迎えることの奇蹟を描いた作品です。
兵庫県立芸術文化センターと所縁の深い栗山が、阪神・淡路大震災をテーマに、演劇界注目の脚本家・ピンク地底人3号が立ち上げた物語を、センターのプロデュース作品として創り上げます。
兵庫公演は2025年10月11日(土)~16日(木)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、東京公演は10月22日(水)~27日(月)に東京・EX
THEATER ROPPONGIにて開催。新しい明日を描く本作にご期待ください。